海外旅行でスリに! ~その手口と対策~
2016/10/13
ヨーロッパ旅行をしたんですが・・・
スリにあいましたw
事前情報
旅行前から旅行代理店の人や、会社の上司から聞いていたスリの手口は、
・可愛らしい子供が「遊ぼう」などと言ってくる
・地図を渡してきて道を尋ねてくる
・アンケートや署名をさせようとする
・恵まれない子供を装って相手になってもらおうとする
これらは、
①今まで持っていた手荷物を手放す
②別のもので両手がふさがっている
③気を向かせる
この状況を作り出す手口だと容易に想像できます。
その結果、
<<そのやり取りをしているうちに別の人がキャリーバッグなどの荷物を持って行ってしまう>>
「こんなことにならないよう注意してくださいね!」
と言われてましたが、これとはまた違った手口でやられました!!
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その衝撃の手口とは
その日は観光に行くために地下鉄に乗りました。
地下鉄は特にスリが多いから気を付けるようにと言われていたので、リュックサックをお腹側にかけ、パスポートや大きなお金は腹巻にチャックが付いたような薄っぺらいバッグの中に入れて肌身離れないようにしていました。
地下鉄のホームに行くと、ちょうどタイミング良く電車が滑り込んできたので乗り込むことにしたんですが、結構人がいっぱいで車両の入り口付近で揉まれるような感じになっていました。
目の前にはお腹の大きな夫人がいて何か言っていたので聞いてみると、英語力のほとんどない私でも
「ベイビー、マタニティ」
みたいなことを言っていることはわかりました。
「ソーリー・・・」
とだけ言って、その夫人から距離を離そうと後ずさりをしてみるのですが、後ろにも人がいてなかなか思うように動けないような状況でした。
揉まれている中で、たまたま自分が履いているカーゴパンツの膝ポケットに手をやったところ、他の人の手がそこにあるのがわかりました。
え?
と思った瞬間、その膝ポケットに入れていたサイフが
ポトリ・・・
と落ちました。
カーゴパンツの膝ポケットにはボタンが留めれるようになっていて、どちらかと言うとセーフティゾーンだと思ってサイフを入れていたのに、ボタンが外されてサイフが床に落ちてる。。
そしてさらに驚いたのは、そのサイフからお札が少しはみ出していたということ。
折りたたんでマジックテープで留めれるようになっているサイフの脇からお札がはみ出していたんです!
すぐさま30ユーロくらいのお札と小銭とクレジットカードを入れたサイフを奪還し、そのサイフを落とした手の先を見ると、真後ろにいた若い女性がしらばっくれるような顔をして何か言ってました。
その言葉に返すようにマタニティ夫人も何か言っていました。
グルだったのかっ!!
冷静になって考えてみた
今回は幸い未遂で終わったけど、人の良心に付け込むという汚い手段に怒りがこみ上げてきました。
でも不思議と冷静になり、もっと恐ろしい思考が巡らされました。
この二人以外にもスリメンバーが近くにいたとしたら・・・
それが力の強い男性で、暴力を振るわれたら・・・
ここは未遂に終わったし、警察に突き出すとしてもそんなことを全力で伝えることができる英語力など持ち合わせていないし(w)見逃すことにしました。
教訓と対策
・ヤツらは想像よりもはるかに器用
・ちょっと触られただけで身体検査(金目のものがどこにあるかの選定)は完了している
・ボタンがついたポケットの中のものでも簡単に取り出される
・マジックテープのサイフなんてアテにならない
・ダブついたズボンよりもピタッとしたジーパンの方が取られにくい
・満員電車は避ける
・肩から下げることができるバッグをお腹側で持つ
・バッグのチャックの閉じている部分に手を置いておく
・死角になる部分には貴重品は配置しない
・腹巻きにチャックがついてる薄っぺらいバッグは完全防犯♪
せっかくの旅がつまらないものにならないよう、
これから海外旅行に行かれる方は、くれぐれもスリにはご注意を!!
ではでは。